皆さんは「革製品」はお持ちですか?

私は革製品と隣り合う仕事に従事しております。

革製品は、使うごとに経年変化をします。

使う人によって色も変えることができ、手入れによっては一生使うこともできます。

本日は、革製品の種類別に分けたお手入れの仕方をお伝えしながら、革製品ならではの魅力をお伝えできればと思います。

まずは普段私が使っている、革小物を紹介していきます。

左)真鍮製の靴べら(10年前から愛用)

左2)メモパッド(9年前から愛用)

右上)キーケース(3年もの)

右下)ウォレット(3年もの)

肌が触れる革小物のお手入れ方法

肌が触れる革小物をクリーニングする場合は”無色のクリーム”でお手入れします。

  • 綿100%の布・・・・・・・・生地屋さんでまとめて購入したものを切って使っています。
  • 汚れ落としクリーナー・・・・・老舗靴磨き店が出している汚れ落とし剤。
  • 馬毛ブラシ・・・・・・・・・・クリームを塗った後にブラッシングする用です。
  • ケア用クリーム・・・・・・・・コロニル1909(シュプリームデラックス)
  1. 布に汚れ落としのクリーナーをつけ、優しく全体の汚れをとります。(少しつけても取れない場合は無理に擦らない、こすると大きなシミになります。)
  2. ケア用クリームを少し指に取り、全体に塗ります。(色が濃くなっても焦らない、乾けば元の色に戻ります。)
  3. 少し置く。
  4. 全体をブラッシングする。

汚れやしわも革製品の魅力の一つ。

汚くなったら新しいものを買うことができ、とても便利な時代になりました。

買い替えも一つの手段としてはいいと思います。でも。。。

もし素晴らしい靴に出会えた!と思った時は、是非とも修理をオススメします。

筆者は動物から頂いた命、例え皮とはいえ、限りなく愛してあげることも大切だと思います。

私の履いている靴の中には10年目を迎える靴があります。

左)仕事靴(プレーントゥ)・・・・・・色違いで2足持っています。(1足は修理に出しています。)

中)お出かけ用革靴・・・・・・・・・・磨き直後で紐を通していません。(今度ヒールを交換予定)

右)お出かけ用革靴(其の2)(ウィングチップ)

こちらが10年目を迎える靴です。

(革にクラックといってひび割れがありますが、近々オールソール交換に出すことを決めました。この靴とは人生を共にすると決めて購入したので。革底から、ゴム底に変更する予定です。)

革靴のお手入れ方法

続いては革靴のお手入れ方法を紹介します。

お手入れは、革小物とさほど変わりませんが、肌に触れない分、着色系のクリームで補色したり、色を変えてみたりできることが楽しみの一つでもあります。

またワックスを使用してつま先と踵だけピカピカに光らせる鏡面磨きという磨きの方法がございます。

ここで新しい道具を紹介します。

左)豚毛のブラシ2つ(クリームを革の中に入れ込むためのブラシ。色ごとに使いわけます。)

右)乳化性の着色クリーム(黒、茶、無色)

  1. 汚れ落とし用の馬毛のブラシで全体のほこりや、カスを払います。(馬毛のブラシは汚れ落とし用と仕上げ用で2種類用意します。)
  2. 汚れ落としのクリーナーを布に取り、全体を優しく拭き取ります。
  3. 靴と同色のクリームを用意し、指に取り(少量ずつ)全体に塗ります。
  4. 少し乾燥させます。
  5. 豚毛のブラシでクリームを革の繊維の中まで入れ込むつもりで少し力を加えてブラッシングします。
  6. 仕上げ用のうまげブラシで全体をかけます。

基本的にはこの作業で終了です。

もう少しこだわりたい方へ。

革靴のソールのお手入れです。

踵は知らず知らずのうちに傷が入ってしまうものです。

コバインキというものです。インクが革部分につかないよう気をつけましょう。

また、大きな傷の場合は、紙やすりなどで凹凸を平らにしてから使います。

鏡面磨き。

つま先と踵を鏡のように光らせることを「鏡面磨き」と言います。

鏡面磨きを行うにはワックス(油性クリーム)と少量の水が必要です。

仕上げにはネル生地を使い、水とワックスを交互に使用し仕上げていきます。(筆者も練習中です)

まとめ。

革製品は製品になってからも生きており、呼吸しています。

春夏秋冬、湿気などに悩まされやすい日本では、カビが生えたり、乾燥して革にヒビが入ってしまったり。保管環境も難しい現状があります。

だからこそ可愛がった分だけ、必ず革はそれに応えてくれます。

皆さんも革製品をお持ちでしたら、定期的にメンテナンスすると見違えるほど肌触りが良くなります。

今日は革製品のお手入れについて紹介しました。