私が小さい頃、母の漬けてくれたしょっぱいぬか漬けが好きでした。

妻と同棲を始める時に「少し持っていきな」と足しぬかをして使えばいいと持たせてくれたのが懐かしいです。

それからというもの、若気のいたりで混ぜ忘れてカビてしまったり、お手入れにも目が行き届かなかったりして処分してしまったこともあります。

ようやく私も40歳になり、ぬか漬けと向き合うことができる年齢(たまに忘れますがwww)になりました。

時代はおよそ400年前の江戸時代にさかのぼり、玄米が主流だった食事に白米が知られるようになり町民に広く食べられるようになりました。

それと同時に米ぬかを消費するために考えられた日がぬか漬けと言われています。

いろんなお野菜の出汁が出て成長していくぬか漬けは、腸内環境にすごく良い効果をもたらしてくれるってご存知でしたか?

ぬか漬けの栄養や、漬けるお野菜の種類から、定期的なメンテナンス、困ったときどうしたら?について調べましたのでご覧ください。

明日からでも気軽に始められるぬか漬け、一品増えるだけで毎日の食卓がとても華やかになります。ご覧ください。

腸内環境を整えてくれるビタミン群と乳酸菌と酵素。

ぬか漬けに含まれる栄養は乳酸菌と酵素です。

また、米ぬかには炭水化物やビタミンB類、ミネラルの中にタンパク質、食物繊維等が含まれています。これらを栄養源として乳酸菌や、酵母が繁殖し野菜へ伝わっていきます。

栄養豊富なビタミンB群

①ビタミンB1

ビタミンB1は水に溶けやすいビタミン(水溶性ビタミン)で糖質をエネルギーに変えるために体の中で働いてくれます。、体が正しく機能するために必要な栄養素なのです。

②ビタミンB2

ビタミンB1同様に水溶性ビタミンで、主に脂質をエネルギーに変えるために体の中で働いてくれます。発育にもとても重要な栄養素で、活発に活動する人やエネルギーをたくさん消費する人には必要不可欠な栄養素です。

③ビタミンE

ビタミンEは脂溶性ビタミンで、体内における脂質の酸化(老化)を防いでくれます。

また、血液が酸化することで起こりやすい動脈硬化や生活習慣病などの疾患を予防する働きを持っています。

動物性乳酸菌と植物性乳酸菌?

乳酸菌には【動物性乳酸菌】【植物性乳酸菌】があります。

動物性乳酸菌は人間の胃酸に負けてしまうのに対し、植物性乳酸菌は強力な善玉菌で生きて腸まで届きます。

乳酸菌は食べ物の消化吸収を助けてくれるばかりでなく、病気に対しての免疫力を上げてくれます。更には肌トラブルや、美肌効果、便秘解消、口臭を軽減してくれる効果もあります。

その他にもアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患やがんの予防にも効果があると考えられています。

野菜は何を漬けたらいいの?

初めての方でも漬けやすい、おすすめ野菜と漬ける日数の目安。

野菜を洗って、ぬかに漬ける前に塩を野菜にすり込みます。

※ぬか漬けの状態や塩分濃度により漬ける時間はまちまちです。

・きゅうり(1日〜2日)

・大根(半分に切って2日〜3日ほど)

・にんじん(半分に切って2〜3日ほど、皮はお好みで)

・なす(半分に切って2日ほど)

中級者向け、変わり種野菜を漬けてみましょう。

・エリンギ(レンジで加熱してから少し置き、水分を拭き取ってから2日ほど)

・とりのささみ肉(熱湯で湯引きして少し冷ましてから、しっかりと水分を取って2〜3日ほど)

・ゆでたまご(しっかりと中まで火を通して殻を剥いて1〜2日ほど)

定期メンテナンスの方法と注意点。

ぬか漬けを始めるにあたり、まず初めにしておいて頂きたいことは春夏秋冬、気温の高低差や環境次第でダメになってしまうこともあります。

※何回失敗したってていい!またやり直せばいい!という考えを持って1回で諦めずに何回か挑戦してみましょう。

そして忙しいと忘れがちな「かき混ぜる」というおこない。美味しいぬか漬けを食べるためには避けて通れない道なのでしょうか?

美味しいぬか漬けを維持していくためには、「清潔にすること」と「毎日、空気を入れてあげる・混ぜること」が必要不可欠です。よく調べてみるとそこには、はっきりとした理由が存在したのです。

そもそも何でかき混ぜないといけないの?

ぬか漬けに含まれる栄養素の「乳酸菌」は生き物です。

生き物であるが故、適度な空気が必要なのです。

ぬか漬けを混ぜることでぬかの中に空気が入ることで、乳酸菌にとって良い環境が出来上がります。

反対に、混ぜないまま放置しておくと腐敗菌が入りこみ、ぬかにカビを生やし腐らせてしまいます。

そして乳酸菌は増えすぎてしまうのも良くありません。乳酸菌を全体にキレイに分布させることもかき混ぜる目的のひとつといえます。

清潔に保つコツは・・・。

ぬか漬けの容器はかき混ぜたり、野菜を取り出すなどで容器が汚れやすいです。私は容器の縁についたぬかなどは、その都度拭き取り清潔にすることを心がけています。

対して意味のないことかもしれませんが、その方が美味しく仕上がってくれそうだから毎回行っています。

そして定期的に、大きめのボールにぬか床を移して、たくさんかき混ぜて空気を含ませてあげます。

その際、容器も洗い清潔な状態を保つよう心がけています。

水分が多い場合はクッキングペーパーで水分を取ってあげたり手間をかけることで良いぬかに育っていきます。

カビが生えてしまった、何か変な匂いがする場合は思い切って処分して新しく作り直しましょう。

失敗することは悪いことではありませんから。

容器について。

ぬか漬けを始めるにあたり楽しみでもあるのが容器のチョイス。最近は渋いものからおしゃれで可愛いものまで、たくさんありますよね。

ここでは容器の素材別に紹介していきたいと思います。ぬか漬けを始めたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

  • ホーロー

琺瑯は錆びにくく匂いが移りにくいという性質があり、ぬか漬けの容器におすすめです。

しっとりとした材質で強度も強く、かき混ぜやすいのがよいところです。

  • ガラス

透明なガラスは外から見てぬかの状態を確認できます。

少し重たいのがデメリットではありますが、キッチンに置いてあるととてもオシャレで映えますよね。

  • 陶器

陶器は蓋がついているものが多いので、衛生的でぬか漬けの容器にとても向いています。

私も陶器を使用しておりますが、一生物として愛用できますので長く楽しみたいという方には是非オススメです。

  • その他の容器

用意できなければ、お家で気軽に用意できるタッパーでも気軽に始めることができるのも、ぬか漬けの魅力の一つです。私の実家も大きめのタッパーでやっています。

最後に。

いかがでしたでしょうか?愛情をかければかけるほど、美味しいぬか漬けになるということがお分かりいただけたでしょうか?

時に失敗したり、捨てざるおえなくなってしまうこともあるでしょう。ですがそのような失敗も、今後の糧になりとても大切な経験になるのです。

そしていつの日か自分だけのぬか床が必ず出来上がります。

私もまだまだ半人前ですが、これからも色々な食材をぬか漬けに挑戦していきたいと思います。

ありがとうございました。